結婚相手が決まり、結婚調査のために興信所に依頼をすると、本人の勤労状況や金銭状況、生活態度、家族関係、家系、家柄等を調べてくれます。

また、生まれた時から現在までの育成状況や、生計の状況、家庭環境、財産などについても調べることができます。

結婚調査の依頼内容によって、どこまで調べるのかについては違いが生じます。

結婚調査の場合は、3世代程度まで調べることが多くなっています。

その他、履歴書に記載されている内容が正しいのか等について確認をしてくれたり、借金の有無、宗教問題、深刻なトラブルを抱えていないかなど、結婚前に知っておいた方がよいことを調べてくれます。

現在浮気をしていないか、過去に浮気や不倫をしたことがないかといったことも調べることが出来ます。

結婚相手として、誠意をもって長く付き合うことが出来る人物であるかを、入念に調べることが出来ます。

さらに、前科前歴等犯罪歴についても調査をしてくれます。

興信所の身元調査で明らかになることもあります。

こういったことは、本人はまず話すことがないため、調査機関に依頼をして、調査をしてもらうことが必要です。

本人に直接聞いて、気まずい関係になったり、トラブルになることもありますので、気になることで聞きにくいことは、興信所などを使って調べてもらうと安心出来ます。

興信所の結婚調査は、かなりの範囲の調査が可能となります。

調査内容によって、費用や期間がかかることになります。

興信所はいくつか存在しますので、依頼内容を伝えて、数社に見積もりを出してもらうようにします。

依頼内容を理解して、誠実に調査を引き受けてくれ、料金について納得が出来るところに依頼をするようにします。

興信所あるいは探偵と呼ばれる、結婚調査などの依頼を受けて調査を業として行う調査業者は、2007年6月施行の「探偵業の業務の適正化に関する法律」いわゆる探偵業法という法律で認められた「尾行」「聞き込み」「張り込み」の3つの方法だけで調査業務を行います。

従って、探偵は警察官ではないので、特別な捜査権や盗聴権が認められていませんから、どこまで結婚調査で対象者を調査できるかは、この探偵業法でいうところの3つの方法の範囲内ということになります。

「尾行」は気付かれないよう、こっそりと対象者の後を追って証拠となる写真や動画を撮影したりする方法で「聞き込み」とは対象者の知人や同僚などに話を聞いて、対象者の情報を収集する調査です。

「張り込み」は調査対象者に気付かれないように監視をする方法です。

盗聴などの違法手段を使う探偵に結婚調査を依頼してしまうと、依頼主の責任も問われる場合がありますから注意が必要です。