結婚に関しては、現在、様々なプロセスを経てたどり着くことになり、その形態としても、自由恋愛から、紹介によるお見合い、お見合いパーティー、出会い系サイトなど、多くのパターンがあります。

それぞれに、初めて自己紹介をする場合や、付合い途中では自分の情報を相手に伝えることになりますが、その中の1つに学歴があります。

通常は最終歴を伝えることが多く、小、中学校などに関しては、付合いの途中で話の流れて話題になることはあっても、最初に相手に伝えることはほとんどありません。

結婚のトラブルでは、相手に対しての詐称が問題になることが多く聞かれますが、内容としては資産や家系、収入などがあり、学歴に関しても、その中の1つとしてよく話題に上がる項目となっています。

詐称が行なわれる理由としては、コンプレックスからくる見栄がまず1番にあり、ここには、自分に気を引こうとする気持ちや、家柄や社会的地位の低さを隠したい気持ちが働くことがあります。

また、詐称をすることで、例えば、会社での将来的な出世等の期待を相手に抱かせる効果もあり、この場合、自分との結婚がより幸せになることを相手に摺り込むことができることがあります。

詐称は、ほとんどは、男性が女性に対して行なう行為となり、高学歴であれば、より有利に女性との付合いにつなげることができるというバイアスが働くことが大きな理由になっています。

詐称では、通常、付合い過程で分かることも多く、判明しない場合にも、漠然とした疑わしさを抱くことが多くあります。

この場合には、興信所に調査の依頼をすることで事実を知ることができ、事実を確認した上で、付合いを続けるのかどうかの判断をする必要があります。

学歴を調べるには様々な方法がありますが、代表的な手法としては、取材があり、ここでは、出身校の関係者への聞き込みによって行なわれることになります。

2つ目としては、同じ聞き込みでも、対象者の友人や知人、家族に対して行なう手法があります。

3つ目としては、卒業名簿を入手した上で調査を行なう方法が用いられれることになり、調査をすることで本人からの情報が事実なのか、詐称なのかを確認することができるようになります。

万が一、詐称と判明がした場合には、付合いに関しての判断をする必要がありますが、相手が置かれた環境から悪意の無い場合もあり、よく話し合いを行なうか、第三者の意見を参考にした上で判断をすることも1つの方法となります。

但し、結婚をまで至った場合には、学歴を理由としての離婚はできないことを認識しておく必要があります。