近い将来に結婚をする予定だった婚約者にたいして、「結婚できない」と伝えることは非常にむずかしいことです。

このようなケースは、興信所などに身辺調査の依頼をして、その結果相手と結婚できないことがわかった場合に生じることがありますが、婚約者にその旨を上手に伝える方法につきましては、いくつかのバリエーションがあります。

まず、いちばん肝心なことは、婚約者にたいしてはっきりと婚約できない旨を伝えるということです。

つまり、曖昧な言葉などで濁してしまいますと、婚約者としても納得ができないのが当然ですから、後味が悪くなってしまうケースも考えられるからです。

ですから、はっきりと自分の意志を伝えるということが大事になってきます。

そしてもうひとつ気をつけなければならないことは、身辺調査をしたということは相手には話さないほうが良いということです。

と言いますのも、誰の場合でも興信所などに身辺調査をされていたということを知った場合、あまりいい気はしないのが当然ですから、トラブルが起こることもありえるからです。

ですから、婚約者にたいしては、興信所に依頼して身辺調査をしたということは伏せておくのが今後のためにもなります。

相手にたいして結婚できないと伝えるときは、あくまでも原因は相手にあるのではなく、自分に原因があるということをそれとなくほのめかしておくほうが、相手にとっても納得しやすい理由でありますし、自分にとっても今後の自分の身を守るためにも最適だと言えます。

大切なことは、結婚できないと伝えたあとに、トラブルにならないように、あくまでもこちらが低姿勢でいるということが大切です。

しかし、結婚できないということをはっきり伝えることは重要ですから、上手に伝えるためには、相手の目をしっかり見て伝えるということがポイントです。

伝え方としましては、メールや手紙あるいは電話などではなく、きちんと会って伝えるのが基本です。

つまり、こちらが誠実に対応するということが重要になるわけです。

こちらの誠実さをアピールするということを忘れずに、相手にたいしては申し訳ないという態度を全面的に出すことが大切です。

繰りかえしますが、身辺調査をしたということに関しましては、話のなかに一切入れないようにすることがポイントです。

トラブルが起きることなく、お互いに納得できるかたちで和解するということが重要になってきますので、誠実な態度で伝えることが大事です。