身上書とは、お見合いの時に相手の方がどのような人なのかを示すための書類です。

関西では釣書などと呼ばれることもあり、どのような身の上なのかということをしっかり伝えることができる、大事なものです。

書かれていることとしては、その人の氏名と生年月日、年齢、本籍地、現在住所、学歴や職歴、身長・体重・健康状態、趣味・特技・資格、生活上での信条や個人の宗教などを記述します。

これは個人を表すもので、お見合い前に大体どんな人なのか、どういう家柄なのかということを表すことができる書類でしょう。

結婚を想定したお見合いなのですから、そのくらいのことを明確に書きましょう。

また、誤字脱字などがないようにします。

これは将来家族となるかもしれない相手に対しての正式な書類ですから、まずは誤字脱字などが無いようにします。

ちなみに、身上書は自分で手書きするのがとても大事なマナーです。

また、相手だけではなくいろいろな人に提出するための書類ですから、面倒でも複数枚の書類を手書きするようにしましょう。

もちろんパソコンやワープロソフトなどで制作する方法もありますが、伝統的な家柄の場合や大事なお見合い相手の場合はワープロだと心がこもっていないように感じられ、むしろ冷たく感じられたり、軽んじられているように感じることもあるようです。

中には筆で書いたほうがいいという意見もあります。

書き慣れている人の場合は筆で書く方がいいですね。

ただ、大体はボールペンや万年筆などで記入することが多いでしょう。

ちなみに書き方は縦書きです。

正式な書類なのですが、書式の指定などはありません。

見やすくなるように工夫して、下書きをしてから書くようにしましょう。

書き方としては、まずは封筒の表書きに「身上書」や「釣書」などとしたため、その中に書いた書類を入れます。

次に書類を記入します。

まずは題として「身上書」「釣書」などと書きます。

この時は封筒の表書きと同様に記します。

そして、それぞれの見出しと内容を記入していきます。

氏名や生年月日などの短く済むものならば、見出しの下にそのまま内容を記入していけばいいでしょう。

一方、学歴や職歴などの長文になるようなものは見出しを記入し、その後に改行して見やすいように記入しましょう。

時系列があるものなら時系列順に記入していきます。

古いものから新しい物順に書いていきます。

自由記入となる場合は文章の出だしは普通に文章を記入するように一文字下げていきます。